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写真家、山田敦士 (ヤマダアツシ) 日々の活動。
Posted by - 2025.04.30,Wed
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Posted by Atsushi Yamada - 2011.09.01,Thu


SHUTTER magazine Vol.2、8月31日に全国書店で発売になりました。

本来は7月20日発刊予定でしたが、震災の影響で1ヶ月以上延期になり、待って頂いていた方も多かったと思います。
この場を借りてお詫びします。
お待たせした分、自分で言うのもですが、かなりの自信作になりました。

Vol.2の特集は「写真家という生きかた」です。

大切な話をひとつ、します。

3.11以降、僕は社会情勢や、政治にまつわる話題をブログに書くことを、意図的に避けてきました。

地震の直後、TVから流れる膨大なニュース映像、Twitterのタイムラインを流れる言葉たちを傍観者として見ながら、人間の浅ましさ、欺瞞、暗い闇の部分を、のぞきこんでしまったような気がしました。

天変地異で、僕たちの何かが変わったわけではなく、巧妙に隠されていたものが、たんに表出してきただけなのかもしれません。
いままで目を背け、思考停止していれば済んでいたものに、向き合わざるを得なくなってしまった。

つぎつぎと目の前に起こることに対して、真実を知らずに憶測で判断してはいけないし、軽はずみな言葉を発することはできなかった。
どうせなら、写真と明確なメッセージ性をもって、世の中に自分が伝えたいことを訴えていくべきだというのが、震災後にたどりついた、僕なりの答えです。

今回のVol.2では、本当にたくさんの人に会いに行きました。
みんな、本当にかっこいい生きかたをしてる。
たくさんの話を聞いて、おかげで人生何周分も一緒に生きたような気がしたし、いままで信じてきたものが確信に近いものに変わったり、覆されることで、自分の写真が、何倍も鍛えられたような気がした。
いまの僕には、こういう血となり、肉となる対話・経験が、何よりも必要なんだと思った。

それぞれの写真家たちが人生でもっとも大事なものである『写真』という表現を見つけて、どう生きてきたか。
ガラス作家、美術ディレクター、不動産会社社長などさまざまな人たちが、いままでの人生で何を見てきたか。
この本に描かれているのは、べつに写真家を目指さなくても、きっと誰にでも当てはまる『もうひとつの物語』なんです。

目の前の壁に突き当たり、迷いながらも、前を向き、歩いていこうとする人間の普遍的な美しさ・崇高さ。
そのことは、僕が写真を通して伝えていきたい「生きること、その一瞬の輝き」といったテーマそのものだからです。


この国を形づくっているのは僕たちひとりひとり。
確かなものなど何もない。
だけど、僕たちは自分たちの手で、かけがえのない"いま"を残し、未来をつくっていかなければいけません。

信じられるものは、自分の心の中だけにあるよ。

この本には、僕だけじゃない、たくさんの人たちの夢や希望、愛というメッセージがつまっています。
是非、書店で手に取り、何かを感じて頂けると幸いです。

Amazon掲載ページ
http://www.amazon.co.jp/dp/4861133068/

公式サイト
http://www.phsmt.net/shutter01.html

拍手[6回]

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Comments
tama@r-straight.com
信じられモノは自分の心の中にあるか。
自分の心に従えだね。
直感を信じて、心のままに。
楽しみに読ませてもらいますね。
Posted by たま - 2011.09.02,Fri 08:00:59 / Edit
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プロフィール
HN:
Atsushi Yamada
性別:
男性
職業:
写真家
自己紹介:
生きること。その一瞬の輝きを、写真で伝えていきたいと思っています。

作品WEBサイトはこちら
http://www.atsushiyamada.com


<プロフィール>
写真家。95年渡豪、路上の人々を撮り始める。帰国後、フリーランスへ。ファッション、グラビア、広告など幅広く活躍中。
富士フォトサロン新人賞2006受賞。
月刊コマーシャルフォト『100 PHOTOGRAPHERS』選出 (2007,2008)
月刊コマーシャルフォト別冊『PHOTOGRAPHERS FILE』掲載 (2009,2010)
その他、各メディアにて作品掲載多数。


1st 写真集『LOVE!LIFE!LIVE!』
全国書店にて発売中
(160P 1500円・税別)
送料無料! 画像をクリック

~Amazon 紹介文より~
夜の喧噪、クラブシーン、雑踏、日常を膨大なカット数で綴り、富士フォトサロン新人賞を受賞した作品がついに写真集として発売。
選考委員から絶賛された気鋭の写真家が、自身の原点となるストリートで巡りあう、一瞬のシャッターチャンスに挑む。混沌、エロス、すべてを内包し、感性を揺さぶる本作品は、生きる、ということそのもののメッセージである。山田敦士 衝撃のデビュー作。

<帯文より>
この写真集を最後まで見た後、僕は人間の『生』を感じました。
一人一人の人生が、この中に沢山詰まっています。
人生とは、本当に素晴らしいものです。
MATSU (EXILE)


過去撮影したArtists/タレント
新垣結衣,岩佐真悠子,小倉優子,木村コウ,川村カオリ,倖田來未,甲本ヒロト,小西康陽,櫻井翔,佐藤隆太,スザンヌ,スピードワゴン,鈴木亜美,田島貴男(ORIGINAL LOVE),田中知之,戸田恵梨香,野本かりあ,福富幸宏,藤木直人,ヒカル(BOUNTY HUNTER),宮崎あおい,矢口真里,Base Ball Bear,EMMA,EXILE,Hi-Fi CAMP,JAFROSAX,JESSE,KEN ISHII,MOTOAKI,m-flo,RAM RIDER,Rio,UNDERGRAPH,UZUMAKI 他多数

本ブログ内にて、他のサイトから画像および、情報を流用させて頂いている場合があります。(写真展情報等) その際には記事内にリンクおよび、画像転載の旨を明記しています。著作権、肖像権には極力配慮して制作しています。

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