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写真家、山田敦士 (ヤマダアツシ) 日々の活動。
Posted by - 2017.11.22,Wed
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Posted by Atsushi Yamada - 2010.07.06,Tue


西武 渋谷店でおこなわれる写真展「Sound of photography」
いよいよ本日からスタートです。

"Sound"をテーマとした写真展ですが、わかりやすく説明すると、いわゆる一般のお客さんがイメージする写真展とは決定的に違う要素があります。
百貨店の美術ギャラリーで展示をするということは、アートとして作品を販売するということです。
各作家の作品が1〜4点、平均すると1点10万円前後のオリジナルプリントが約2週間、展示されます。

昨日は展示設営立ち会いのために、丸一日、西武にいました。
運び込まれてくる作品は、どれもエキサイティングなものばかりでした。

おそらく、今回の展示を百貨店の顧客のみなさんが見ると、『写真』というものに対する考え方がちょっと変わるのではないか?と思っています。

今回、西武の担当者のTさんから、一緒に何かできないか?という相談をいただき、数名の写真家を推薦しました。
約30名の参加写真家の作品は、どれも胸を張って紹介できるものばかりです。
みんないろいろな思いを持って、この展示に参加しています。

若干、話はそれますが、僕が主宰している次回のPHOTOGRAPHERS SUMMIT 7(8月30日 開催)は『アートとしての写真』が大きなテーマです。

もともと"作家性の高い写真家を中心に、新しい流れをつくっていきたい"という思いからスタートしたフォトサミですが、どうも僕らが伝えたいことの一部分しか来場客のみなさんに伝えることができていないのではないか、という反省点がありました。

なんだか勢いのあるイベントだ、すごい熱気だ、という意見はよく聞いていても、一夜限りのイベントでは伝えられることが限られているなと。

だとしたら、写真展やワークショップ的な活動を通して、写真が好きな人たち、実際に自分でも写真を撮っている人たちと、もっと積極的に関わりたい、そして、明確なメッセージを打ち出していきたい、そろそろそういうタイミングではないか、ということを思っていたのです。

『アートとしての写真』と言っても、この言葉だけではいろいろな受け取り方ができると思います。

PHOTOGRAPHERS SUMMITはあくまでもイベントなので、エンターテイメント的な要素がたくさんあって、来場者のみなさんにどうしたら楽しんでもらえるか、というのをつねに考えています。
だけど例えば、イベントを運営していくためにカメラメーカーさんにスポンサーについてもらうと、それだけで商業的なイメージがあるのか、職業カメラマンのイベントだ、と揶揄されることがたまにあったります。

純粋に作品制作だけを行なっている作家系写真界のみなさん(いわゆる写真家)と、商業写真オンリーのカメラマンとはものすごい温度差があって、互いにジャンルを分けたがる傾向があります。
極端な話、仕事の撮影をしていると、それだけで写真に対して真剣に向き合っていないと言われることもあるくらいです。

ですが結局、どれだけ真剣に写真と向き合っているか、言ってみればぎりぎりのところで戦えているか、そんなヒリヒリとした思いを感じているのか、それが一番大切な部分で、商業だとか写真家だとかいうのはある意味、どっちでもいいことだと、僕は思っています。

たとえ著名でも、惰性でやっている人たちは何の意味もないし、無名でも自分にとっての写真とは何か、そこに向き合えることは、素晴らしいことです。
僕自身、写真家としてやっていく上で、仕事の撮影でも、自分の個性というか、『自分の写真』を撮るにはどうすればいいかをつねに考えていて、じつは写真家活動と仕事を同じテイストで撮り続けるというのは、作品制作だけを行なうのに比べて、ものすごく勇気が必要なことで、大変なイバラの道なんだけど、その高いハードルを超えていくことに意味があると思っています。
誰でも撮れる写真が、世の中にはあふれているわけで。
でも、写真ってそうじゃないよっていうことを、いろんな形で伝えていきたいのです。

『作品としての写真』ということを考えた時に、みんなどこかに、ユートピア(理想郷)があると思っています。
自分の作品をギャラリーに展示して、たまたま見に来た人が買ってくれて、評判になり、有名な企業広告に使用され、写真集にもなる。
そんな夢みたいな話は、よほど運がない限り、いまの時代あり得ません。

写真家として活動していくからには、ギャラリーで作品を扱ってもらいたい。でもそのためには、どういう人が作品を買うのかを知ることが大切です。
どんなマーケットが存在するのか、どんな作品が求められているのか。買いたい人の気持ちを考えて、自分が撮りたい作品との接点は何なのかという、明確な目的意識が必要になります。
つまり、『クライアントの要求に応えつつ、自分にしか撮れない写真を撮る』という意味では、じつは商業写真とまったく同じとも言えます。

PHOTOGRAPHERS SUMMIT 7のテーマは『PHOTOGRAPHY IS ART 〜アートとしての写真〜 』です。
アートとかカッコつけて...と思う人もたくさんいるでしょう。
ですが、僕が伝えたいのは、目の前にある現実をちゃんと見て、向きあっていけるのかどうか。そんな思いをみんなで、楽しみながら共有できたらいいね、ということなのです。

かなり長くなりましたが、そんな考えをふまえた上で、今回の写真展「Sound of photography」を見ていただけると、さらに面白くなるのではないかと思います。

7/15(木)には、ちょっとしたイベントを考えています。この日は、みなさんの作品を、持ち込みしてもらいたいと思っています。

7月17(土)は、ストリート写真家のJoji Shimamotoと、ひょっとしたらスペシャルゲスト?と一緒に、トークショーをおこないます。

このブログを読んでくれて、少しでも共感してくれた人は是非、来場してください。
気軽に声をかけてもらえると、嬉しいです。



写真展「Sound of photography」

会期:2010年7月6日(火)~19日(月・祝)
場所:西武渋谷店 B館8階 美術画廊
西武渋谷店 WEBサイト掲載ページ

出品アーティスト(敬称略・50音順):Nacho Alegre、池谷 友秀、磯辺 昭子、江副 良介、大串 祥子、大和田 良、奥出 和典、喜多村みか、keiko kurita、Peter Sutherland、聡子、Joji Shimamoto、Thomas Jeppe、Madi Ju、鈴木 孝俊、高橋 枝里、Double happiness、照沼ファリーザ、中村 紋子、名越 啓介、南條 敏之、西山武志、PHOTOGRAPHER HAL、牧野 智晃、水谷 充、村上 友重、山田 敦士、渡辺 伸次、ほか

■「アーティストトークショウ」

会期:2010年7月17日(土) 山田 敦士、Joji Shimamoto、照沼ファリーザ
   2010年7月18日(日) 大和田 良、keiko kurita
   2010年7月19日(月・祝) 磯辺 昭子、喜多村 みか、村上 友重

各日午後3時~

場所:西武渋谷店 B館8階

■PHOTOGRAPHERS SUMMIT 関連イベント開催予定
会期:2010年7月15日(木) 夕方〜
※詳細はおって発表します

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プロフィール
HN:
Atsushi Yamada
性別:
男性
職業:
写真家
自己紹介:
生きること。その一瞬の輝きを、写真で伝えていきたいと思っています。

作品WEBサイトはこちら
http://www.atsushiyamada.com


<プロフィール>
写真家。95年渡豪、路上の人々を撮り始める。帰国後、フリーランスへ。ファッション、グラビア、広告など幅広く活躍中。
富士フォトサロン新人賞2006受賞。
月刊コマーシャルフォト『100 PHOTOGRAPHERS』選出 (2007,2008)
月刊コマーシャルフォト別冊『PHOTOGRAPHERS FILE』掲載 (2009,2010)
その他、各メディアにて作品掲載多数。


1st 写真集『LOVE!LIFE!LIVE!』
全国書店にて発売中
(160P 1500円・税別)
送料無料! 画像をクリック

~Amazon 紹介文より~
夜の喧噪、クラブシーン、雑踏、日常を膨大なカット数で綴り、富士フォトサロン新人賞を受賞した作品がついに写真集として発売。
選考委員から絶賛された気鋭の写真家が、自身の原点となるストリートで巡りあう、一瞬のシャッターチャンスに挑む。混沌、エロス、すべてを内包し、感性を揺さぶる本作品は、生きる、ということそのもののメッセージである。山田敦士 衝撃のデビュー作。

<帯文より>
この写真集を最後まで見た後、僕は人間の『生』を感じました。
一人一人の人生が、この中に沢山詰まっています。
人生とは、本当に素晴らしいものです。
MATSU (EXILE)


過去撮影したArtists/タレント
新垣結衣,岩佐真悠子,小倉優子,木村コウ,川村カオリ,倖田來未,甲本ヒロト,小西康陽,櫻井翔,佐藤隆太,スザンヌ,スピードワゴン,鈴木亜美,田島貴男(ORIGINAL LOVE),田中知之,戸田恵梨香,野本かりあ,福富幸宏,藤木直人,ヒカル(BOUNTY HUNTER),宮崎あおい,矢口真里,Base Ball Bear,EMMA,EXILE,Hi-Fi CAMP,JAFROSAX,JESSE,KEN ISHII,MOTOAKI,m-flo,RAM RIDER,Rio,UNDERGRAPH,UZUMAKI 他多数

本ブログ内にて、他のサイトから画像および、情報を流用させて頂いている場合があります。(写真展情報等) その際には記事内にリンクおよび、画像転載の旨を明記しています。著作権、肖像権には極力配慮して制作しています。

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