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写真家、山田敦士 (ヤマダアツシ) 日々の活動。
Posted by - 2025.05.04,Sun
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Posted by Atsushi Yamada - 2009.09.01,Tue
 彼女とはじめて会ったのは、2006年の春、3年以上前だ。
ひさしぶりにメールが届いた。
ちょっとだけ日本に、帰ってくるらしい。

写真の面白いところは、たくさんの人と出会い、また再会できることだと思う。

しかもお互い、写真を通して記憶がつながっているので、長い時間が空いていても、なぜかひさしぶりに会った気がしない。

3年前、アパートを引き払う直前の彼女の部屋で、ヌードを撮った。
しばらく日本を離れるので、いまの自分を残しておきたいと彼女は言っていた。
千歳烏山のアパート。
ちょうど4月で、近くの古い集合団の庭には、桜の花びらが舞っていた。

その後、みちこは建築の勉強のため、ドイツに旅立っていった。

僕の方は、それまで撮りためた写真をまとめた作品『LOVE! LIFE! LIVE!』で、その年に富士フォトサロン新人賞を受賞した。
みちこちゃんを撮った写真には、言葉にできないけど特別な思いがあったので、その作品の最後の方のページに入れていた。

一年ほどして、手紙が届いた。
海外生活に少しずつ慣れて、がんばってるみたいだった。
『LOVE! LIFE! LIVE!』が、写真集として出版されることが決まり、手紙の内容があまりにも素敵だったので、あとがきの文章の一部として、そのまま掲載させてもらうことにした。

できあがった本を、どこに送ったらいいか...迷ってるうちに時間が経ってしまって、ちょっとしたサプライズのつもりで、会う時に持っていった。
サプライズどころか、予想以上にびっくりさせてしまったみたいで、ちょっと恐縮だったけど...。(ごめんね)

ひさしぶりに会った気がしない、と言っても、みちこは大人になっていた。
海外生活ではつねに、インディペンデント(自立した存在)であることを求められるから、少し自分の中で何かが変化したのかもしれない。

見た目が変わったとかじゃなくて、日本にいたときは普通の女の子だったのが、一本、芯がとおってるような気がする。
ひょっとしたら、まだなにかの拍子で折れそうになるかもしれないけど、案外、ぴしっとした、まっすぐとした強い芯みたいなものだ。

ひさしぶりに会えてよかった。
ほんとは、写真を撮る約束をしてたけど、ちょっと忙しすぎて、撮れなくてごめんね。
また今度日本に帰って来たときには、会えればと思う。
でもひょっとしたらその前に、ヨーロッパで会えるかな。

LOVE! LIFE! LIVE! Amazon 取り扱いページ

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Posted by Atsushi Yamada - 2009.08.30,Sun
 

僕が撮影した横浜の夜景が、ミステリー小説の装丁写真になりました。
全国の書店、Amazonなどでも買えるそうです。

書名:『瘤』(こぶ)
著者:西川三郎
幻冬舎ルネッサンス刊  ¥1,575
Amazon販売ページ

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Posted by Atsushi Yamada - 2009.08.12,Wed
急遽、来月、フランスのギャラリーでの展示が決定した。
Photographer HALさんと一緒のGroup Showという形で、キュレーションもふくめてコーディネーターのソフィと、展示する作品、販売するための条件などいろいろと相談をする。
詳細はおって報告します。

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Posted by Atsushi Yamada - 2009.08.10,Mon
パリからアートコンサルタントのソフィが来日していて、ポートフォリオ(作品)を見てもらうことになった。

最近、いろいろなことが重なって、かなり忙しい...。
取材も2本続いて、返信が遅れたりしてご迷惑をかけてます。
この場を借りてごめんなさい。

バタバタだけど、合間をぬって、昨日一日でプリントを60枚以上仕上げた。
英文で作品のコンセプトをまとめたレジュメ(要約文)も書かなければいけなかったので、ほぼ徹夜状態...。
大雨の中、向かう。

一枚一枚を丁寧に見てくれた。
「これは好き、これもいいね、素敵」

あなたの作品はとってもアヴァンギャルドね。

ひととおり写真を見たあと、雑誌や、広告にはすごく向いていると思う。パリのファッション誌も喜ぶと思うわ。たとえば、むこうで仕事をしたかったら、エージェンシーを紹介したりはできるけど、そのためにはパリに来ないといけないわよ。

「パリに来る気はある?」

ちょっと意外な話だったので、戸惑う。もちろんチャンスがあればいつでも行きたい、と答える。

その後、ソフィがひとりでいる時に、もう少し深いことを聞いてみた。

「僕の写真は、アートとしてヨーロッパのギャラリーで通用すると思う?」

あなたの作品はLively、躍動感があるわ。でも躍動感があるということは、撮影時のコミュニケーションや、フィーリングがあなたの一番いいところだから、コマーシャルワークの話をしたの。
あなたの写真はとっても素敵だわ。だけどヨーロッパのギャラリーで扱うためには、作品をもっとEDIT(編集)して、テーマ別にわけた方がいい。
この作品をこうしたらいいというのは私の視点でアドバイスできるから、またあらためて見せてね。

ソフィはとてもやさしい。
印象的だったのは、これはあくまでも私の意見だけど、と伝えること。

ひょっとしたら、何かが急速に動き出すかもしれないと思った。今日の意味は大きかった。
何より、パリにつながりができたこと、フランス人、しかもプロのアート関係者にアヴァンギャルド、と言われたことは嬉しかった。
あさって一緒に築地に行くことになったので、その際にまたあらためて作品を見てもらう予定。

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Posted by Atsushi Yamada - 2009.07.29,Wed
がん闘病の川村カオリさん死去 事務所発表
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/283290/


川村さんをはじめて知ったのは、オールナイトニッポンだった。
デビューしたばかりの、まだアイドルだった頃。
僕はひとりのファンだった。

はじめて会ったのはあるLIVEハウスだった。
その後、ある仕事の依頼で、川崎クラブチッタのバックステージで撮影した。
3年ほど前だ。
その頃のネガフィルムを引っ張り出し、いま眺めている。

人生にはさまざまな出会いと別れがある。

そのふたつを分かつ、もっともわかりやすいものが、生と死だ。

僕たちは、日常の何気ない瞬間が、あやういバランスの上になりたっていることを、ふと忘れがちになる。

先日、友人の写真家と三宿のバーで飲んだ。
職業柄、さまざまな節目に立ち会うことが多い。
「わたしたちは、しょせん業(ごう)を背負ってるんだから」


撮りたい、というのはひとつの『欲』なのだから、そのためにまわりを巻き込み、ときに苦しめながら進んでいくのは仕方ないのかもしれない。ポジティブなエネルギーも、ネガティブなエネルギーも、いろんなものが集まってくる。
人を撮り続けるというのは、そのすべてを背負っていくことのような気がする。

先日、あるモデルの送別会で、本人と話をした。

「前、あのとき撮ってくれた写真ね、普段の雑誌のテイストとは全然違ってたけど、山田さんのやさしさが出ててすごい好きだったよ」

嬉しさと一緒に、ちょっと胸が苦しくなる。

自分はまだまだ、ほど遠いところにいるのに。
人間の、そんな根源的なものに、いつかたどり着けるのだろうか、と思った。

みなさん、いままで巡りあった人、これから出会う人を大切にしてください。

いまこの瞬間は、奇跡です。


JUGEMテーマ:音楽

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Posted by Atsushi Yamada - 2009.07.28,Tue
最近、ときどき英語のメールが届くようになった。

多くが外国人のフォトグラファーかアシスタント希望で、ポートフォリオ(作品)を見てほしいという内容だけど、急に連絡が来るようになったので、ひょっとしたら海外のアート系サイトとかに紹介されているのだろうか、と思う。
バタバタしてるので、すぐには返事はできませんが、できるだけはやく返せるようにしたい。


I got some E-mails in English.
Some of those from Photographers and Assistants,want to show portfolio and work with me.
Recently People have tryed to contact me, maybe my site has been registered on some fine art sites overseas, I suppose.
It's been busy right now,but I'll respond as soon as I can.
Thanks for E-mails.


JUGEMテーマ:写真

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Posted by Atsushi Yamada - 2009.07.24,Fri
先日もブログに書きましたが、またまた宣伝です。
今週末から来週にかけて2本、イベント参加します。

7/26(日) Branch Communication (club axxcis 渋谷)

今週の日曜日、渋谷のclub axxcisででLIVEシューティングを行ないます。
3Fフロアでは来場者の女の子を、バシバシかわいく撮りまくって、その場でプロジェクターに投影します!

クラブでのLIVEペインティングは一般的になったけど、LIVEシューティングも新しい写真の見せ方として、もっと流行ればいいと思います。

FASHION SHOWがあったり、普段クラブに来ない人たちが遊べる場所を...というのがコンセプトなので、気軽に遊びに来てください。
2Fのヘアメイクブースでは、かふぇれぽ(MySpaceのサイト上で活動するレポーター)のオーディションも行われるので、興味がある人は是非ご参加ください。

OPEN16:00 CLOSE 21:00
DOOR:2500/1Drink WITH FLYER:2000/No DRINK
*ディスカウント詳細に関しては、リンク先にて

Branch Communicationに関するブログ記事はこちら
http://atsushiyamada.jugem.jp/?day=20090709

7/30(木) 『ポートレート専科』トークショー

魚住誠一さん主宰、写真展『ポートレート専科』のトークショーにゲストとして参加します。まだ何も決まっていませんが、セッションのような感じになりそうで、楽しみです。

場所 ギャラリールデコ (渋谷)
http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/map.html
時間 18:30~
入場無料

ポートレート専科に関するブログ記事はこちら
http://atsushiyamada.jugem.jp/?day=20090723


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Posted by Atsushi Yamada - 2009.07.23,Thu
 

魚住誠一さん主宰、写真展『ポートレート専科』が開催されます。
会期:2009年7月28(火)~8/2(日)
場所:ギャラリールデコ 2・3F
http://home.att.ne.jp/gamma/ledeco/
7/27(月) オープニングパーティ 18:30開場 19:00スタート

*問い合わせがありましたので補足!

僕は作品を出しておりませんので、見に行かれる方はお気をつけください。
ですが、7/30(木)に、トークショーのゲストとして参加します。その際に、なんらかの形で未発表作をお見せできたら...と考えています。

プロ、アマが一同に会するポートレート写真のグループ展です。


JUGEMテーマ:写真

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Posted by Atsushi Yamada - 2009.07.18,Sat
 OLYMPUS penの名を冠したマイクロフォーサーズ(マイクロ一眼)の新機種が発表。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/266999/

リアルに昔、オリンパスペンを使っていたので、懐かしいというか、かなり欲しくなってしまった。
それぐらい、ペンユーザーって、思い入れが強い。
OLYMPUS pen E-P1 公式サイト
http://olympus-imaging.jp/pen/index.html

昔のペンはハーフサイズだったんだよな。ハーフサイズとは、36枚撮りのフィルムで72枚撮れるカメラのこと。当然、そのぶん画質は粗くなるけど、プリントで引き伸ばすとざらざらした独特の粒子感が出て、何よりフィルム時代に枚数を気にせずたくさん撮れるのが面白かった。
旧ペンシリーズは60年代の相当古いカメラなので、実際、最後期に発売されたペンFTでないとTTL露出計がまったくついていなくて使いこなすのは難しいけど。
http://www.olympus.co.jp/jp/corc/history/camera/pen.cfm

ハーフサイズといえば、京セラのサムライというのもあったのを思い出した。
なつかしい...。


 

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Posted by Atsushi Yamada - 2009.07.10,Fri
 

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HN:
Atsushi Yamada
性別:
男性
職業:
写真家
自己紹介:
生きること。その一瞬の輝きを、写真で伝えていきたいと思っています。

作品WEBサイトはこちら
http://www.atsushiyamada.com


<プロフィール>
写真家。95年渡豪、路上の人々を撮り始める。帰国後、フリーランスへ。ファッション、グラビア、広告など幅広く活躍中。
富士フォトサロン新人賞2006受賞。
月刊コマーシャルフォト『100 PHOTOGRAPHERS』選出 (2007,2008)
月刊コマーシャルフォト別冊『PHOTOGRAPHERS FILE』掲載 (2009,2010)
その他、各メディアにて作品掲載多数。


1st 写真集『LOVE!LIFE!LIVE!』
全国書店にて発売中
(160P 1500円・税別)
送料無料! 画像をクリック

~Amazon 紹介文より~
夜の喧噪、クラブシーン、雑踏、日常を膨大なカット数で綴り、富士フォトサロン新人賞を受賞した作品がついに写真集として発売。
選考委員から絶賛された気鋭の写真家が、自身の原点となるストリートで巡りあう、一瞬のシャッターチャンスに挑む。混沌、エロス、すべてを内包し、感性を揺さぶる本作品は、生きる、ということそのもののメッセージである。山田敦士 衝撃のデビュー作。

<帯文より>
この写真集を最後まで見た後、僕は人間の『生』を感じました。
一人一人の人生が、この中に沢山詰まっています。
人生とは、本当に素晴らしいものです。
MATSU (EXILE)


過去撮影したArtists/タレント
新垣結衣,岩佐真悠子,小倉優子,木村コウ,川村カオリ,倖田來未,甲本ヒロト,小西康陽,櫻井翔,佐藤隆太,スザンヌ,スピードワゴン,鈴木亜美,田島貴男(ORIGINAL LOVE),田中知之,戸田恵梨香,野本かりあ,福富幸宏,藤木直人,ヒカル(BOUNTY HUNTER),宮崎あおい,矢口真里,Base Ball Bear,EMMA,EXILE,Hi-Fi CAMP,JAFROSAX,JESSE,KEN ISHII,MOTOAKI,m-flo,RAM RIDER,Rio,UNDERGRAPH,UZUMAKI 他多数

本ブログ内にて、他のサイトから画像および、情報を流用させて頂いている場合があります。(写真展情報等) その際には記事内にリンクおよび、画像転載の旨を明記しています。著作権、肖像権には極力配慮して制作しています。

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