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写真家、山田敦士 (ヤマダアツシ) 日々の活動。
Posted by - 2025.07.14,Mon
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Posted by Atsushi Yamada - 2008.12.26,Fri
青山スパイラルにて、打ち合わせ。
たまたまエプソンカラーイメージングコンテストの発表展が行なわれていたので、帰りに見る。
http://www.epson.jp/contest/

普段、僕はこういうコンテストとかに対して、あまり意見を述べない。というより、人の作品に対しても、積極的に意見を言う方ではないかもしれない。

自分の感想を正確に伝えようと思っても、本当の意味での、真意が伝わらないと、なんだか批判するだけのように受け取られるし、そもそも僕自身、人を批判することが好きじゃない。そういうことの前に、写真を撮った方がいい、と思っている。

ただ今回、会場の展示作品をひと通り見て、何となく思うところがあり、自分の感じたことをまとめてみようと思う。
まだうまく整理しきれていないけど、雑感。

どの作品も、クオリティ的にはとても高いものだった。
だけど、気になったのは、選考委員それぞれの好みはあるにしろ、ほとんどの入賞作品が組写真として成立しているものばかりだったこと。

『自分の内なる世界』を表現しているものが多く、それが世界の中での『Photography』ではなく、日本特有の『写真』というもの、そのものの立ち位置をあらわしているのはよくわかる。だけど、どの作品も身近なスナップや心象風景を撮っているという意味では、方向性はどれも似ていたように思う。
作者は、他の作品と少しでも違う見せ方をするために、小さくプリントした写真をカットして、手作りのファイルを作ったり、和紙にプリントしてみたり、印刷業者にハードカバーの製本を頼んでみたり、なるほど見せ方に関しては、みんなすごく研究しているし、創意工夫があふれていた。

たしかに、撮影した写真のまとめ方や、用紙の選び方など、フォーマットの選択肢も写真の重要な要素だけど、なんだか写真そのものの良さより、どれだけうまく製本できたかという、製本技術の優劣を競うコンテストになっているような気がした。

たくさんの作品が応募されることもあるし、少しでも目に留まるため、ということを考えると、作者が見せ方にこだわるのは当然だし、主催している企業がプリンタのエプソンということもあるし、そもそも、『カラーイメージングコンテスト』というタイトルが、いわゆる一般的な『写真賞』ではない、ということを表しているんだろう。
だけど、製本せず、『写真そのもの』としてすべての作品を見た時に、はたしてどうなのだろうか、とも思う。

会場では、入賞作品からあふれだす大きなエネルギーを感じた。自分が自分であるということを主張する、熱を放つ作品ばかりだ。
ただ、僕が感じたのは、写真は、表現としてはとても幅の広いものだし、もっとコンセプチュアルなものや、1枚の写真に多くのアイデアを詰め込んだものなのど、多種多様な作品が選ばれていてもいいのではないか、ということ。
また、入賞作品を並べてあるスペースには学生や若い人が多く、作品そのものを鑑賞するよりも、どうすれば入選できるか?ということを熱心に見ていたような気がする。
賞をもらうために撮る写真なのか。それとも、本当に自分が撮りたい写真なのか。
まず、応募する人は基本的なことを見つめ直した方がいいだろう。でないと、何の意味もないわけだから。
かつて、光画とも呼ばれていた写真。
ただ何となくカメラを構えて、シャッターを押す。その悦びと感性こそが写真の原点ではあるけど、同時に、写真ってそれだけのものではない、とも思う。

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Posted by Atsushi Yamada - 2008.12.02,Tue
 

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Posted by Atsushi Yamada - 2008.11.15,Sat
六本木の富士フイルムスクエアにて、ハービー・山口さんのトークショー。

面白かった。
被写体のいい表情を撮るには『人間力』が必要だ、という話もよかった。
ときおりユーモアを交えながらのトークは絶妙で、みんな引き込まれるように聞いている。
きっと、観客を楽しませる方法を知ってるんだと思う。

むずかしい写真論をどれだけ追求しても、人に感動を与えるっていうのは、それとは別のことなんだ、というのがあらためてわかった。

楽器の演奏がうまいだけでは、一流のミュージシャンになれないのと似ていると思う。

帰りに富士フイルムスクエアの事務所に遊びに寄ったけど、スタッフは週末なのでお休みとのこと。
ちょっと相談したいことがあったのだけど、また寄ろう。

夜、友人の写真展会場へ。
アート関連のオーガナイザー、モグラさんとばったり会う。
どうすれば楽しんでもらえるか、表現する人はエンターテイメント性を考えていかなければいけないという話。
このへんは僕も同感だ。
年明け1月の僕らのイベントで、DJを頼めるかもしれなくて、実現すれば嬉しい。
いろいろな人が関わってくれて、外の世界に広がっていければいいなと思う。

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Posted by Atsushi Yamada - 2008.10.17,Fri
早朝6時から作品撮影、その後、10時から夕方まで仕事の撮影。
じつは前日、shINC「¥3000で、写真売りましょ!買いましょ!展」に出展する作品のプリントをしていてほとんど寝てない。
¥3000で写真を売ろう!画期的な試みだけど、さぁ何を出そうか...と思うと、悩んでしまった。
安いからと言って、いい加減なものは提示できない...。どうしようか。
はじめは、旅のスナップ的な写真を出すつもりだったが、一枚プリントしてみて、いやいやこれは中途半端だ、僕の写真を目的に来場された人に失礼だろうと思い、やめることにした。写真集「LOVE! LIFE! LIVE!」から今回だけのプリント、というのも考えていたけどやめて、完全オリジナルの構成にしようと思う。

撮影終了後、打ち合わせ3本。それから五味さんのトークショーに行くが、会場に着いた瞬間に終了。YELLOWSの話、聞きたかったけど残念。間に合わずあまりにも申し訳なくて、家が近いこともあり五味さんと横木さんを車で送って帰る。この車、相当昔のだねアンティークだよねとまた突っ込まれる。もう寝不足でフラフラだけど、明日から準備もあるし、なんとか頑張ろう。

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Posted by Atsushi Yamada - 2008.10.10,Fri
いつもお世話になってる整備工場の塚本さんは80年代に発行されていた雑誌、GOROの編集者だったらしい。車検なのになぜかグラビアの話で盛り上がる。
そう言えば塚本さんまだ撮ってないなぁと思い、手持ちのコンパクトで写真撮らせてくださいよ、とお願い。
僕の乗ってるセドリックワゴンは昭和生まれの古い車なので、タイヤ、ファンベルト、ブレーキパッドなどなど交換で総額、約20万円ナリ。近日中にマスターシリンダーも変える予定。見積もり金額がどんどんあがって途中でヤケになる。「もう直せるとこ全部直しちゃいましょう!」
車って金かかりすぎ...。

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Posted by Atsushi Yamada - 2008.09.30,Tue
先日、メールをいただいた会社にご挨拶にいく。

イベントやグループ展をやったり、ここ数週間バタバタしてたが、いろいろなことを整理しなければ。
本日の打ち合わせの結果、また先月ぐらいからちょっと思うところがあり、今月はひとつ、新しい仕事にチャレンジするかも...という流れになりそう。

ところで世の中、「職業カメラマン」と「写真家」をやたらと分けたがる人がいる。
「写真家」ですか?「カメラマン」ですか?

まぁいちおう写真で食ってますけど...というと「商業写真ですね!」という言葉が返ってきたりして、ときどき戸惑う。
「商業写真」という言葉に、ちょっと上から...見てるような意味合いを感じたりする。なんだか、写真を撮ってお金をもらったらいけないみたいだ。
アマチュアだとかプロだとか、写真が好き、という気持ちがあればそれだけでいいと思う。あとやたらアーティストを気取る人もどうだろう。大体、作品なんて見た人がどう感じるが大事なわけで、肩書きだとか、別になんだっていいのである。
写真はたしかにアートだけど、反面、時代の写し絵として、消費されていくという側面もある。消費やコマーシャリズムと切っても切れない表裏一体の関係が面白いわけで、いまこの瞬間、写真で、何を伝えられるか。それが一番、大事なんだと思う。

ただ、僕自身はやはり、写真を仕事に生活している「プロ」であり、作品を撮り続けるという意味では、職業カメラマンでありながら同時に写真家でもある。名刺には写真家と入れているけど、日本語が好きだから、という理由だし、あんまり深い意味はない。あえて言うなら、「写真家」と名乗るのは、この先ずっと写真を撮り続けていくという、自分と、周囲を取り巻く世界との約束のようなものだ。

とりあえず、第2回のPhotographers Summitもおわったし、一度、リセットして自分自身の活動に戻ろうと思う。やりたいこと、やらなければいけないことは無数にあるのに、なかなか前へ進めていない。
まさに牛歩のごとく、である。

ちなみに、イベントはおわりましたが、グループ展は10/6(月)まで開催しています。もしよければご来場ください。

写真界の失われた10年 写真展『新しい写真 -The New Photo Order-』

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Posted by Atsushi Yamada - 2008.09.29,Mon
昨日、渋谷アップリンクファクトリーにて開催したイベント、Photographers Summit Vol.2。
今回も入場者97名、プラス入場できず帰られた方もいて前回に引き続き盛況でした。
前回、かなり人が集まりすぎたこともあり、ちょうど会場のキャパに収まるぐらいの集客にまとめるのに苦慮しましたが、結果、一番後ろの席は立ち見で三列になり、満席でご不便をおかけしたようで、大変失礼いたしました。

作品のレベルもさらに飛躍的にあがり、とても濃い内容的のイベントでしたが、会場の広さや運営の仕方も含め、もっと世の中の方々に写真の面白さを知って頂き、みなさまが楽しめる方向性を今後考えていきたいと思います。
ご来場本当にありがとうございました。




(C) Mayumi Mano



2次会での3shotうぃっしゅ。(HAL,Atsushi,Shinji)
テーマは>遠近法。

今回、僕がプレゼンテーションしたのはこちら。
スライドショームービー、Infinity Girls。
(※音声が出ます)


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Posted by Atsushi Yamada - 2008.09.26,Fri


写真をLIVEで見せる、新しい試み
【場所】アップリンクファクトリー
【問い合わせ&予約受付】tel.03-6825-5502
【住所】東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F
【日時】2008年9月28日(日) 18:00開場/18:30開演 22:00終了予定
【参加費】1000円(1ドリンク付)
【定員】100名
※予約可。プロのクリエイター限定のイベントです。学生の入場はできません。
※当日、会場では混雑が予想されます。なるべくお早めのご来場をお願いいたします。
満席の際には、入場制限を行なう可能性もあります。観覧希望の方は、できるだけ下記HPにてご予約ください。
アップリンクファクトリーWEBサイト

渋谷の情報発信基地アップリンクで、今年最大の動員人数を記録したLIVEイベント『カメラマンサミット』Vol.2の開催が決定!

デジタル化の波により、"写真"はますます身近になりました。
同時に、写真が"素材"として扱われる機会が増え、ネットには大量の"画像"が溢れています。情報過多の時代に、写真表現そのものが方向性を見失い、迷走しているかのように見えます。
はたして、写真が持つ力は弱まってしまったのでしょうか?

『カメラマンサミット』は、写真をより身近に感じ、アートとして昇華していくための実験的、野心的なプロジェクトです。
新進気鋭の写真家たちが多数参加、大型スクリーンを使ったスライドショー、LIVE形式で作品のプレゼンテーションを行ないます。
"写真とは何か"を模索する、新しいアプローチがここから始まります。

出演予定アーティスト
横木安良夫
所幸則
五味彬
川崎栄治
山田敦士
渡辺伸次
大和田良
HARUKI
フォトグラファー ハル
青山裕企
池谷友秀
松川泰典
永田陽一
うつゆみこ
嶋本麻利沙
大串祥子
黒田明
waltz
関根剛一郎
田村友一郎
松本典子
薮田修身
行貝チヱ

+アートディレクター/編集/スタイリスト/ヘアメイク/モデルなど約100名

参加者によるグループ展、同時開催!
グループ写真展 『新しい写真』
【場所】アップリンクギャラリー
アップリンクギャラリーWEBサイト
【開催期間】9/24(水)-10/6(月) 12:00~22:00
(上記参加者+嶋本丈士,尾崎たまき,木村真由美,梅田千夏 ほか)

※詳細は随時更新します。

28,Sep 2008
"PHOTOGRAPHERS SUMMIT"

at UPLINK FACTORY(Shibuya)
OPEN 6:30pm START 7pm
END11pm
1,000yen(w/1D)
UPLINK FACTORY WEB SITE
Totsune-Bld 1F. 37-18,Udagawa-cho,Shibuya-ku,Tokyo,JAPAN
TEL 03-6825-5502

Join us to meet creative people and talk about photography.
Everyone welcome, We'll have Slideshows and Presentation.
70-100 proffessional people will come.(ADs,Editors,Stylists,Models and more)

Also welcome to show your photographs on the screen.
Send by E-mail 5-10 RGB JPG images(less than 1280px x 720px,1MB) .
and Bring your Portfolio as well.

contact at ash@photo-graffiti.net

プロ写真家は作品(ポートフォリオまたはブック)をご持参ください。
クリエイターのみなさまとの交流会もかねておりますので、アートディレクター、デザイナー、モデル、ヘアメイク、スタイリスト他、クリエイターの方々にも多数お集まりいただいています。初めての方も気兼ねなくご参加ください。

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Posted by Atsushi Yamada - 2008.09.24,Wed
USドルでのギャランティ入金。
こういう時に限って、円高=ドル安というのがついてない。
おまけに1ドル=103円の交換レートで計算してもどうにも額面が合わない、と思っていたら...銀行の手数料高すぎだろ。急いで外貨口座調べなければ。

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Posted by Atsushi Yamada - 2008.09.10,Wed


先日、セブ島で撮影したスナップが、6ページに渡り掲載されています。
掲載作品には、帰国後に書き下ろした紀行文を添えています。
書店にてご覧ください。

『ふりそそぐ太陽と、笑顔の島』 山田敦士


JUGEMテーマ:写真

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プロフィール
HN:
Atsushi Yamada
性別:
男性
職業:
写真家
自己紹介:
生きること。その一瞬の輝きを、写真で伝えていきたいと思っています。

作品WEBサイトはこちら
http://www.atsushiyamada.com


<プロフィール>
写真家。95年渡豪、路上の人々を撮り始める。帰国後、フリーランスへ。ファッション、グラビア、広告など幅広く活躍中。
富士フォトサロン新人賞2006受賞。
月刊コマーシャルフォト『100 PHOTOGRAPHERS』選出 (2007,2008)
月刊コマーシャルフォト別冊『PHOTOGRAPHERS FILE』掲載 (2009,2010)
その他、各メディアにて作品掲載多数。


1st 写真集『LOVE!LIFE!LIVE!』
全国書店にて発売中
(160P 1500円・税別)
送料無料! 画像をクリック

~Amazon 紹介文より~
夜の喧噪、クラブシーン、雑踏、日常を膨大なカット数で綴り、富士フォトサロン新人賞を受賞した作品がついに写真集として発売。
選考委員から絶賛された気鋭の写真家が、自身の原点となるストリートで巡りあう、一瞬のシャッターチャンスに挑む。混沌、エロス、すべてを内包し、感性を揺さぶる本作品は、生きる、ということそのもののメッセージである。山田敦士 衝撃のデビュー作。

<帯文より>
この写真集を最後まで見た後、僕は人間の『生』を感じました。
一人一人の人生が、この中に沢山詰まっています。
人生とは、本当に素晴らしいものです。
MATSU (EXILE)


過去撮影したArtists/タレント
新垣結衣,岩佐真悠子,小倉優子,木村コウ,川村カオリ,倖田來未,甲本ヒロト,小西康陽,櫻井翔,佐藤隆太,スザンヌ,スピードワゴン,鈴木亜美,田島貴男(ORIGINAL LOVE),田中知之,戸田恵梨香,野本かりあ,福富幸宏,藤木直人,ヒカル(BOUNTY HUNTER),宮崎あおい,矢口真里,Base Ball Bear,EMMA,EXILE,Hi-Fi CAMP,JAFROSAX,JESSE,KEN ISHII,MOTOAKI,m-flo,RAM RIDER,Rio,UNDERGRAPH,UZUMAKI 他多数

本ブログ内にて、他のサイトから画像および、情報を流用させて頂いている場合があります。(写真展情報等) その際には記事内にリンクおよび、画像転載の旨を明記しています。著作権、肖像権には極力配慮して制作しています。

(C) Atsushi Yamada Photography 2007-2010 All Rights Reserved.
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